できるかな

いろいろへっぽこ製作記

カスタムgoogle cardboardを作ってみよう


スマフォスロットイン系HMD Advent Calendar 2014 - Qiita

12日目、まだ途切れてないのすごいw
みんなすごい頑張って続けているので僕も!

自分でも作れる!

今年のまんなかぐらいに発表されたGoogle cardboard
もう遊んでみました?

すごく楽しそう!・・・と思ったんだけど当時は入手方法がさっぱり解らなくて、
それでも我慢できなくて自分で作ってみました。
最初に出来たのがコレ。

こんなへっぽこ工作でも初めて試した時は「うわーすごい!」と思ったんですよ。 でもすぐにアレコレ試してみたくなって、それからずっと作ってます。
一番最近のがコレ。

自分カスタムのcardboardを作ると色んな発見もあるし楽しいのでオススメ。
Googleのオリジナルcardboardもかわいいし、
まずは公式サイトにある図面を元に作り始めるのが良いと思うんだけど、
作りながら気がついたポイントを書いてみます。
あんまり参考にならないかもだけど、何か役に立てば。

材料

下に並べた材料があれば作れると思います。
これは100円ショップのモノでもじゅうぶん!

厚紙

オリジナルcardboardみたいにダンボールでもいいし、工作用紙みたいな厚紙でもOK。
厚さが0.5mm以上なら強度もじゅうぶんだと思う。

レンズ

僕は100円ショップの虫眼鏡(ルーペ)を分解して、
取り出したレンズを何枚か重ねて使っています。
寸法や重さの点では不利だけど
倍率を調整して没入感が高まる工夫もできます。
最近は100円ショップ以外も色々試してみてます。

すきまテープ(スポンジ)

これは「あった方がいいかな」という程度だけど、顔が当たる部分に使ってます。
すきまテープは窓とか引き戸とかに使う両面テープがついた細いスポンジ。

材料はこれだけ。
道具はのりとかはさみとか、ごく普通の文房具で大丈夫だけど、
こっちは100円ショップで揃えるとあんまり良くない気がします。
ものさしは目盛りがあいまいできちんと測れないものもあるし、
特にカッターなんかの刃物は本体が弱くていきなり折れたり危ない。
安いものでも良いので、文房具屋さんで買った方がいいと思う。

いろいろ試してわかったこと

紙の色

良く内部で光の乱反射とかが起きない様に黒一色で固めることが多いけど、
今まで作ったのでは白でも大差ない感じ。
紙の厚さがそこそこあれば透けて外光が入る事もないので好きな色でいいと思う!

のり

紙の接着にはアラビックヤマトを使ってます。
これ表面に塗ると皮脂の染み込みなんかを防ぐニス代わりになって便利!
・・・最初からニス塗ればいいんだけど。

レンズの選び方

よく見かける「ダイソーの3倍ルーペ」を使う方法、確かにいい感じ。
2枚重ねると結構な倍率になるので、お手軽に作るならオススメ。
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でもプラスチックレンズはキズがつきやすいし、
色がズレて見えたり外周歪みヒドいのが多いから ガラスレンズを好んで使ってます。

それから100円ショップの虫眼鏡やルーペの倍率は全然アテになんない。
2倍〜3.5倍くらいのものは違いがほとんど無いので単純に大きさで選んでます。
大きいレンズの真ん中の方を使う感じで組み合わせると、
外周歪みが少ない見やすいcardboardが出来るよ。

あとガラスレンズは100円ショップ以外だと「貴和製作所」のルーペが良かった!
30mmと40mmがあるけど、どっちも100円ちょいで倍率も高くてキレイ。
スマートフォンが5インチ以下なら
「40mm+他の2倍くらいの大きめレンズ」の組み合わせがオススメ。

ルーペ: 雑貨 貴和製作所[きわせいさくじょ]|ビーズ アクセサリーパーツ オンラインショップ

レンズと眼の距離

いくら大きいレンズ使っても眼と離れると小さく見えて、
「覗き穴」みたいな感じになっちゃう。 だからなるべく近い方がいいよ。

レンズの重ね方

同じ大きさのレンズをそのまま重ねるとその厚みで
「トンネル」みたいに見えてきて狭さを感じる。
眼から画面に向かって「小→大」と、広がっていく感じがいいよ。

レンズ倍率

倍率高い方が没入感あるけど、
あんまり高いと画面の一部しか見えなくて
やっぱり狭く感じる。
横置きのスマートフォンの画面幅を2つに分けると
大体幅より高さが長いから、高さに合わせて倍率決めると
左右が必ず見切れちゃうよ。

周辺視野

レンズをアレコレやっている最中、
スミが見切れていないかどうしても眼を動かしちゃうけど、
実は正面を見てる状態でやらないと
見切れを見つけられない罠が!

両眼の間の仕切り

倍率が低いと反対の眼用の映像が見えちゃうから
オリジナルcardboardにも仕切りがあるんだと思うけど、
じゅうぶんな倍率で作ると要らないよ。

鼻を通す穴

コレ開けると端末の熱が顔の方に流れてきて暑い・・・。
できれば開けないで作った方がいいよ。
その為にレンズの固定をOculus Riftみたいに円錐台にすると
レンズを手前に持ってこられるから鼻を通す穴要らなくなるよ! (でも超めんどう)

これくらいかなぁ・・

作ってみてね

最初にも書いたけど、実際にフルスクラッチで作ってみると オリジナルcardboardがどうしてああいう形になっているのかとか、
Oculus Riftの構造がすごく考えられていることなんかに気がつきます。
リスペクトなキモチも湧き上がって更に楽しくなるので、
みんなもぜひ作ってみてください、出来たら見せてね!

他に何か思い出したら追記します!